敏感肌と化粧品

敏感肌とは？

敏感肌とは、外部からの刺激に対して、敏感に反応してしまう肌のことです。

通常、肌はバリア機能によって外からの刺激から守られていますが、このバリア機能が何らかの原因で低下・破壊されてしまうと、日常生活における気温の変化や乾燥した空気、ダニやハウスダスト、雑菌やウイルスなど些細な刺激に過敏に反応してしまうのです。

敏感肌になると、肌がカサカサと乾燥したり、赤くなったり、洗顔や化粧の際にヒリヒリ沁みてしまうなどの肌トラブルを引き起こします。

乾燥肌と敏感肌

乾燥肌と敏感肌は、それぞれが別の肌トラブルだと考えられることが多いようですが、実はこの２つの肌トラブルには深い関係性があります。

肌トラブルの多くは水分不足が原因となっていますが、乾燥肌と敏感肌の原因の殆ども、肌の水分不足によるものが殆どなのです。

まず乾燥肌になると、肌の新陳代謝機能（ターンオーバー）や外部からの刺激から肌を守るバリア機能が低下します。
そのバリア機能が低下した肌に、外部からの様々な刺激が加わることにより、乾燥がさらに進行したり、かゆみや赤み、湿疹などが出来やすくなってしまいます。

この状態が、一般的に言われている刺激に弱い肌「敏感肌」なのです。
つまり、アトピーなどの遺伝的な原因を除いては、乾燥肌が主原因となって敏感肌になる場合が多いのです。

肌が乾燥して痒みを伴った乾燥肌と、外部の刺激に極端に弱い敏感肌を併せ持つ肌のことは、一般的には「乾燥性敏感肌」と呼ばれています。

敏感肌の対策法

敏感肌の対策としては、乾燥肌の対策法と同様に、刺激を少なくし、優しく洗うことが大切になります。

特に、入浴時には注意が必要で、高温のお湯に入ったり、ナイロンタオルなどでゴシゴシ体を洗うことは避けましょう。

洗顔や入浴後の水分の拭き取りも、必要以上に肌をこすり過ぎると肌に刺激を与えてしまいますので、押さえるように優しく拭き取りましょう。